読み応えのあるwikipediaの面白い記事139選
ネットを使った暇つぶしの定番で、誰でも編集できる百科事典「wikipedia」。日本語版だけでも100万記事以上が存在し、関連する記事を見ているだけでもたっぷり暇つぶしできます。
今回はそんなwikipediaの記事の中でも面白い・不思議な・ためになるもの139選ご紹介します。
日本wikipedia三大文学
本項で解説する地方病(ちほうびょう)は日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)[† 1]の山梨県における呼称であり、長い間その原因が明らかにならず、住民らに多大な被害を与えた感染症である。ここではその克服・撲滅に至る歴史について説明する。
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日から12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢[注釈 1]で発生した、クマの獣害としては日本史上最悪の被害を出した事件。エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事態は終息した。
八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件。訓練への参加者210名中199名が死亡(うち6名は救出後死亡)するという日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事故であるとともに、近代の登山史における世界最大級の山岳遭難事故である。
ユニーク
『俺の尻をなめろ』(おれのしりをなめろ)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したカノン形式の声楽曲。1782年にウィーンで作曲された。歌詞はドイツ語。6声の『俺の尻をなめろ』(Leck mich im Arsch) K.231 (382c) と3声の『俺の尻をなめろ、きれいにきれいにね』(Leck mir den Arsch fein recht schön sauber) [1] K.233 (382d) の2曲がある。
ロシア的倒置法(ロシアてきとうちほう、英:Russian reversal)とは、アメリカのコメディアンで画家のヤコブ・スミルノフによって有名になったジョークの一種であり、スラッシュドットとアンサイクロペディアでよく使われる。
世界で一番笑えるジョーク(せかいでいちばんわらえるジョーク、World’s funniest joke)は、イギリスのウェブサイト『ラフラボ』(Laugh Lab)が2002年に発表したジョーク。
沢田マンション(さわだマンション)は、高知県高知市薊野北町一丁目に建設された、集合住宅である。鉄筋コンクリート建築を専門職として手掛けたことのない者が、夫婦二人で(のちにはその子も加わって)造りあげた。通称「沢マン」(さわマン)、「軍艦島マンション」とも。現況は、鉄骨鉄筋コンクリート構造、敷地550坪、地下1階地上5階建て(一部6階)、入居戸数約70世帯、約100人居住。
ヒトラー女性化計画とは、第二次世界大戦中にアメリカの諜報機関「戦略諜報局」(略称OSS)が、ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーに強力な女性ホルモンを投与し、心理状態を不安定にし、声や容貌を女性化しようとした計画。
坂上田村麻呂黒人説(さかのうえのたむらまろこくじんせつ)は、平安時代の武官であり、征夷大将軍として蝦夷の倒伏に活躍した坂上田村麻呂が黒人だったという風説である。遅くとも1911年には北米において発生していた。この説は説得力のある証拠を何一つ提示できなかったにも関わらず[1]、おもに黒人の学者のなかで21世紀に至るまで引用されており、古代日本におけるネグロイドの存在を証明するものとして考えられていた。
放屁師(ほうひし、へっぴりおとこ[1])とは、屁を放つことにより人を楽しませる芸人である。工夫を凝らしたやり方、音楽のようなやり方や面白いやり方で、ただ屁を放つのみである[2]。
庭園隠者または観賞隠者(英語:garden hermits, ornamental hermits)は、主に18世紀の富裕層の地所に作られた庵(en:Hermitage)や塔(フォリー)、岩屋(en:Grotto)、築山(en:Rockery)に住まわされた隠者をいう。そのような隠者はドルイド僧のような服装で庭園に置物のように据え置かれ、そこで食事などの世話をされ、助言を求められたり余興として眺められることもあった[1]。
ロマ(Roma、次節も参照、単数はロム)は、ジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に北インドのロマニ系に由来し中東欧に居住する移動型民族である[1]。移動生活者、放浪者とみなされることが多いが、現代では定住生活をする者も多い。ジプシーと呼ばれてきた集団が単一の民族であるとするステレオタイプは18世紀後半に作られたものであり[2][要ページ番号]、ロマでない集団との関係は不明である。
5秒ルール(ごびょうルール)とは落とした食品などを区別する法則である。古くから存在している迷信と思われていたが、イギリスのバーミンガムにあるアストン大学の微生物学のアンソニー・ヒルトン教授率いる研究チームは、拾われるまでの時間が食品の安全性に影響を与えることを実証した[1]。
ヌル島 (ヌルとう、Null Island)またはナル島は架空の島で、特異な座標である赤道と本初子午線の交点すなわち経度0度(東経0度かつ西経0度)緯度0度(北緯0度かつ南緯0度)にあるものと設定されている。
役に立たない機械(やくにたたないきかい、useless machine)とは、何らかの機能だけがあって直接の用途がない装置のことである。エンジニア的な「ハック」(そぎ落とすこと)の面白さや知的なユーモアの極致として、哲学的な主張がこめられているともいえる。
ハンガリー人宇宙人説(ハンガリーじんうちゅうじんせつ)とは、ハンガリー人は地球以外の星(特に火星)から来た宇宙人であるというジョーク。
モービル天ぷら(モービルてんぷら)は、第二次世界大戦後の沖縄県で食べられた、機械用減摩油(モービル油、モビール油)で揚げた天ぷらのこと。モビール天ぷらともいう[1]。
第2次世界大戦後の沖縄では、天ぷらを揚げる際に食用油の代わりとして機械油が用いられた[1][2]。火にかけた油は強烈な臭いを放ち黒煙を上げたという[3]が、最高のご馳走であったとされ[1]、人気があった[2]。
アーグルトン(Argleton)は、Googleが提供する地図上に存在した、実在しない町である。
2009年12月中旬に訂正が行われるまで、この地名はイギリス・イングランドのランカシャー州オートン (Aughton) に近接した位置に表示されていた。しかし、実際のこの場所には空き地が広がっている[1][2]。
ニカラグア手話(Lenguaje de Signos Nicaragüense、略称LSN、またはIdioma de Signos Nicaragüense、略称ISN)は、ニカラグア共和国において、1970年代から80年代にかけて自然発生的に誕生した視覚言語である。ニカラグアにおける聴覚障害者の公式の意思疎通手段であり、第一言語として定められている[1]。
世界で最も新しく誕生した言語とされ[2]、また、歴史上はじめて学者たちによって誕生の瞬間が目撃された言語であるとされる[3]。
ナウル共和国(ナウルきょうわこく)、通称ナウルは、太平洋南西部に浮かぶ珊瑚礁のナウル島にある共和国で、イギリス連邦加盟国である。アホウドリを始めとする海鳥の糞の堆積によってできたリン鉱石の輸出によって栄えた。世界で最も高い生活水準を享受し、税金を徴収されずに医療や教育は無料、ベーシックインカムとして全年齢層に対する給与としての年金支給を始めとした手厚い社会福祉を提供していた。
しかし、20世紀末に鉱石が枯渇し、基本的なインフラの維持さえ困難となる深刻な経済崩壊が発生。オーストラリアやニュージーランドなどの近隣先進国や日本からの援助に依存している。
オダギリ効果 (Odagiri effect) とは、テレビ番組において魅力的な俳優をキャスティングすると、本来のターゲット層ではない女性視聴者を獲得してしまう予想外の現象を指す言葉である。名称は、2000年に放映された特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』で主演した日本の俳優であるオダギリジョーにちなむ[1][2]。
志布志町志布志(しぶしちょうしぶし)は、鹿児島県志布志市の大字である[1]。志布志町志布志及び志布志町志布志一丁目、志布志町志布志二丁目、志布志町志布志三丁目があり、志布志町志布志一丁目、志布志町志布志二丁目、志布志町志布志三丁目で住居表示を実施している[2]。
ghoti (フィッシュ)は、英語の綴りの不規則性を示すために作り出された語。英単語 fish の音を異なる綴りで表したもので、当然ながら fish と同じく [ˈfɪʃ] と発音する。
“Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo.”(バッファロー バッファロー バッファロー バッファロー バッファロー バッファロー バッファロー バッファロー)は、文法的に正しい英文で、同音異義語および同音異字がいかに難解な構文を作り出せるかを示した一例である。
長大語(ちょうだいご)とは、発音に要する時間が通常よりずっと長い語である。
幽霊文字(ゆうれいもじ、英語: ghost characters)とは、JIS基本漢字に含まれる、典拠不明の文字の総称。
空飛ぶスパゲッティ・モンスター教(そらとぶスパゲッティ・モンスターきょう、英語: Pastafarianism, Flying Spaghetti Monsterism, FSMism)は、ボビー・ヘンダーソンが、「インテリジェント・デザイン説」を公教育に持ち込むことを批判するために創始したパロディ宗教(英語版)。2014年現在、数カ国に支部を持つ[3]。
見えざるピンクのユニコーン(みえざるピンクのユニコーン、英: Invisible Pink Unicorn、インヴィジブル・ピンク・ユニコーン、略称:IPU)は、有神論を風刺したパロディカルトにおける女神であり、「見えないのにピンク色」という逆説的なユニコーンの形をとっている[1]。
絶叫する60度(ぜっきょうする60ど)は、南緯60度から70度にかける海域の俗称である。英語からシュリーキング・シックスティーズ(Shrieking Sixties)、スクリーミング・シックスティーズ(Screaming Sixties)ともいう。南極海を航行する船は、吠える40度、狂う50度を超えたこの海域でさらに強い嵐に見舞われる。
パウリ効果(パウリこうか、英: Pauli effect)は、物理学界における古典的なジョークの一つ。
理論物理学者ヴォルフガング・パウリ(1900年 – 1958年)は実験が不得手で、機材をよく壊していた。時には、彼が装置に触れただけで実験機材が壊れたり、近付いただけで壊れたりするという現象も起きた。これにちなんで、機械装置・電子装置を問わず、ある人物がその装置に触れただけで、あるいは近くに寄っただけで不可解な壊れ方をした場合、その人物が「装置にパウリ効果を及ぼした」と言うようになった[1]。
パングラム (pangram) は、アルファベットを使用する言葉遊びである。ギリシア語で「すべての文字」という意味がある通り、すべての文字(26個のアルファベット)を使い文章を作るのが目的である。同じ文字を複数回使用するのはよいが、短い文章の方がよい。あるいは、少し長くても他に意味のあるものは評価される。
トイレットペーパーの向き(トイレットペーパーのむき)では、壁のホルダーにトイレットペーパーを取り付ける際の紙の向きについて記述する。
壁に対して水平軸を持つホルダーにトイレットペーパーを取り付ける場合、その取り付け方は2通りあり得る。つまり紙を上から引く(表向き)か、下からまわす(裏向き)か、である。どちらを選ぶかは習慣によるところが大きく、ほとんど好みの問題といってよい。アメリカでは消費者と風呂・トイレの専門家を対象に調査が行われたことがあり、60-70%の回答者が紙の先を手前に向ける(表向き)ことを好んだ。
鶏肉みたいな味(とりにくみたいなあじ、英語: tastes like chicken)とは、英語圏において食べ物の風味を形容するときによく使われる表現である。但しあまりにも頻出するため、一種のクリシェのようになってしまっている。その結果、この言い回しは実際には関係のない食事やふさわしくない状況にも現れ、不条理な笑いをはらむこともある[1]。
青木まりこ現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意及び腹痛のことである。
バッドアート美術館 (Museum of Bad Art) は、「他のいかなる場所でも展示されず、真価を認められることのない作品を生み出した芸術家の健闘を讃える」[1]ことを理念に掲げる私設美術館である。もともとはアメリカ合衆国ボストン市近郊のデッダムに所在していたが、現在はサマービル、ブルックラインおよびサウスウェイマスの3箇所に館が分けられている[2]。500点を数える「目をそらすには酷すぎる」パーマネント・コレクション(永久収蔵品)のうち25から35作品が常に一般公開されている[3]。
ビデオゲームの墓場(ビデオゲームのはかば、Atari video game burial)とは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州アラモゴードに存在する埋め立て地の俗称。1983年にアタリが売れ残った大量のゲームカートリッジやゲーム機本体を処分した地点である。
アメリカ映画の名セリフベスト100(アメリカえいがのめいセリフベスト100、AFI’s 100 Years…100 Movie Quotes、AFIの百年…映画百の名台詞)は、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が「AFIアメリカ映画100年シリーズ」の一環として選出したアメリカ合衆国の映画の100の名セリフの一覧である。
日本一の一覧(にほんいちのいちらん、にっぽんいちのいちらん)は、日本で一番や一位の一覧。
珍項目(ちんこうもく)は、ウィキペディア日本語版上にある項目で、百科事典としての体裁(正確性、簡潔な文章、中立性など)を保ちつつも、以下に示すようなユーモラスな要素を持った記事のことです。
ココナッツによる死(ココナッツによるし)ではココナッツを原因とする死について扱う。典型的には木から落下した果実が人間の頭に当たった結果として起こる事故が挙げられるが、後述する「落下するココナッツによる負傷について」という1984年の研究が発表され、木から落ちたココナッツによる死亡事故は誇張された形で世に広まっていった。毎年150人がココナッツ落下により死亡しているという説が、根拠を欠いたまま世界的な都市伝説として普及したのである。
自分の発明で死亡した発明家の一覧(じぶんのはつめいでしぼうしたはつめいかのいちらん)は、自分自身で発明もしくは計画した物、過程、行為、あるいは他の新しい手段によって自らの死が引き起こされた発明家の一覧である。
珍しい死の一覧 は、古代から現代までに記録された死の状況のうち、信頼できる情報源が「通常と異なる」ものとして言及した死の一覧である。
イグノーベル賞受賞者の一覧は、第1回(1991年)から現在までの、イグノーベル賞受賞者の一覧である。
世界一の一覧(せかいいいちのいちらん)は、同種の事物の中で最も優れたもの、最大もしくは最小であるものの一覧でもある。
wikipedia上の記事が長いページ
事件・事故
三億円事件(さんおくえんじけん)は、東京都府中市で1968年12月10日に発生した窃盗事件である。
日本犯罪史において最も有名な犯罪の一つにも数えられ、「劇場型犯罪」でありながら完全犯罪を成し遂げたこともあり、この事件を題材としてフィクション、ノンフィクションを問わず多くの作品で取り上げられている。
アナタハンの女王事件(アナタハンのじょおうじけん)とは1945年から1950年にかけて太平洋マリアナ諸島に位置する孤島アナタハン島で発生し、多くの謎が残った死亡事件。別名「アナタハン事件」「アナタハン島事件」。
ディアトロフ峠事件(ディアトロフとうげじけん)とは、1959年2月2日の夜、当時のソ連領ウラル山脈北部でスノートレッキングをしていた男女9人が不可解な死を遂げたことで知られる事件である。事件は人里から隔絶した山奥で発生し、生還者も存在しないため未だに全容が解明されず、不明な点が残されている[3][4]。当時のソ連の捜査当局は “抗いがたい自然の力” によって9人が死に至ったとし[3]、事件後3年間にわたって、スキー客や探検家などが事件の発生した地域へ立ち入ることを禁じた[2]。
ドナー隊(ドナーたい、Donner Party)、あるいはドナー=リード隊 (Donner-Reed Party) とは、1846年5月にアメリカの東部からカリフォルニアを目指して出発した開拓民のグループである。
様々な事件や誤りのために旅程は大幅に遅れ、1846年〜1847年の冬をシエラネバダ山脈で雪に閉ざされて過ごすことになり、事実上の遭難状態に陥った。開拓民の一部は生存のため人肉食に及んだ。この一件を指して特に「ドナー隊(遭難)事件」「ドナー隊の悲劇」と呼称されることもある。
D.B.クーパー事件 (英: D. B. Cooper) は、1971年11月24日水曜日の午後、オレゴン州ポートランドからワシントン州シアトルへ向かっていたボーイング727が太平洋岸北西部でハイジャックされた事件である[1][2]。ハイジャック犯は身元不明の男性で、「ダン・クーパー」 (英: Dan Cooper) という偽名で航空券を購入したが、ニュースメディアの誤報により、一般には「D.B.クーパー」という名前で有名になった。クーパーは身代金20万ドル (2018年時点の$1,240,000と同等) を強奪し、パラシュートで降下して飛行機を脱出した。その後、どのような末路を辿ったのかは知られていない。
ジョルジェ・マルティノヴィッチ事件(ジョルジェ・マルティノヴィッチじけん)は、1985年にユーゴスラビア社会主義連邦共和国のコソボ社会主義自治州にて、セルビア人の農家・ジョルジェ・マルティノヴィッチ(セルビア語:Ђорђе Мартиновић / Đorđe Martinović、1929年 – 2000年9月6日)が肛門へのガラス瓶の挿入による負傷の治療を受けたことに端を発し、ユーゴスラビアの政界を巻き込んだ騒動に発展した事件である。その後長年にわたって真相は明らかになっていないが、この事件はコソボに住むアルバニア人とセルビア人の対立に大きな影響をおよぼした。
切り裂きジャック(きりさきジャック、英: Jack the Ripper、ジャック・ザ・リッパー)は、1888年にイギリスで連続発生した猟奇殺人事件および犯人の通称。世界で最も有名な未解決事件であり、現在でも犯人の正体についてはいくつもの説が唱えられている。
広島護送死刑囚脱獄事件(ひろしまごそうしけいしゅうだつごくじけん)とは、1897年(明治30年)6月19日に発生した護送中の死刑囚が脱獄した事件である。
ツァボの人食いライオン(ツァボのひとくいライオン、英: Tsavo Man-Eaters)は、1898年3月から同年12月にかけてイギリス領東アフリカ(現:ケニア)のツァボ川付近で発生した2頭の雄ライオンによる獣害事件である。ケニア-ウガンダ間のウガンダ鉄道敷設によるツァボ川架橋工事中に人食いライオンが現れ、少なくとも28名の労働者が犠牲になった[1][2][3]。
未解決事件(みかいけつじけん)とは、犯人が逮捕、または判明・発覚などが一切できていない事件(主に刑事事件)のことで、一般に捜査が行き詰まった場合や公訴時効が成立して未解決となった事件は「迷宮入り」とも言われる。
人によって引き起こされた核爆発以外の大爆発一覧(ひとによってひきおこされたかくばくはついがいのだいばくはついちらん)では、人為的な関与がある核爆発以外の爆発事故の一覧。
鉄道事故(てつどうじこ)とは、鉄道車両の運転時に発生する事故である。
列車の遅れ等輸送障害を指して事故と称することもあるが、本項では衝突、脱線、火災、踏切での事故など、死傷者の発生に至る事故を指す。
航空事故の一覧(こうくうじこのいちらん)は、航空機の運用中に起きた航空事故や事件の一覧をまとめたものである。
人物
ジョン万次郎(ジョン まんじろう、旧字体:ジョン萬次郎、英語:John Manjirō、1827年1月27日〈文政10年1月1日〉 – 1898年〈明治31年〉11月12日)は、江戸時代末期(幕末)から明治にかけてアメリカ合衆国と日本で活動した日本人である。日米和親条約の締結に尽力し、その後、通訳・教師などとして活躍した。
舩坂 弘(ふなさか ひろし、1920年10月30日 – 2006年2月11日)は、日本陸軍の軍人。最終階級は軍曹。アンガウルの戦いで活躍した。戦後は大盛堂書店を開き、代表取締役会長を務めた。全日本銃剣道連盟参与、南太平洋慰霊協会理事、大盛堂道場館主。その白兵戦におけるあまりの戦果から、個人名としては唯一「戦史叢書」に名前が載っている。
シモ・ヘイヘ(Simo Häyhä[‘simɔ ‘hæy̯hæ], 1905年12月17日 – 2002年4月1日)は、フィンランドの軍人。フィンランドとソビエト連邦の間で起こった冬戦争では、ソビエト赤軍から“白い死神”(белая смерть)と呼ばれ、恐れられた。スナイパーとして史上最多の確認戦果542名射殺の記録を残している[2]。
ハンス=ウルリッヒ・ルーデル(Hans-Ulrich Rudel, 1916年7月2日 – 1982年12月18日)は、第二次世界大戦中のドイツ空軍の軍人(航空機操縦員、幕僚将校)。ヨーロッパ東部戦線において、ソ連戦車500両以上と800台以上の車両(黙って出撃したり部下に戦果を譲ることがあったため実際にはこれ以上であり、正確な数は不明)を撃破する戦果を挙げた。
ジョン・フォン・ノイマン(ハンガリー名:Neumann János(ナイマン・ヤーノシュ、[ˈnɒjmɒnˌjɑ̈ːnoʃ])、ドイツ名:ヨハネス・ルートヴィヒ・フォン・ノイマン、John von Neumann, Margittai Neumann János Lajos, Johannes Ludwig von Neumann, 1903年12月28日 – 1957年2月8日)はハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者。20世紀科学史における最重要人物の一人。数学・物理学・工学・計算機科学・経済学・気象学・心理学・政治学に影響を与えた。第二次世界大戦中の原子爆弾開発や、その後の核政策への関与でも知られる。
シュリニヴァーサ・アイヤンガー・ラマヌジャン(Srinivasa Aiyangar Ramanujan、1887年12月22日 – 1920年4月26日)はインドの数学者。極めて直感的、天才的な閃きにより「インドの魔術師」の異名を取った。
ウィリアム・ジェイムズ・サイディズ(William James Sidis, 1898年4月1日 – 1944年7月17日)は、アメリカ合衆国の数学者。幼い頃は神童として知られたが、長ずるに及んで隠遁生活に入り、数学の世界から引退してしまった。晩年はジョン・W・シャタックやフランク・ファルーパなど、複数の偽名を使って数学以外の領域で仕事をしたが、その詳細はほとんど判明していない。
ヒュパティア(Ὑπατία, Hypatia、350年~370年頃 – 415年3月)は、東ローマ時代のエジプトで活動したギリシャ系の数学者・天文学者・新プラトン主義哲学者。ハイパティアともヒパティアとも呼ばれる。キリスト教徒により異教徒として虐殺された。
キャリー・A・ネイション(Carrie A. Nation、1846年11月25日 – 1911年6月9日)は、前禁酒法時代アメリカの禁酒主義活動家の一人。特に、ヴァンダリズム(破壊行為)を以って自らの見解を広めたことで記憶されている。ネイションは幾度となく、アルコール飲料を販売している施設に侵入してはその内部をまさかりで叩き壊したのである。彼女の話題はその死後も数多くの書物や新聞・雑誌等に取り上げられており、1966年にはダグラス・ムーアによってオペラにすらなっている(このオペラはカンザス大学内で初上演された)。
アシュリタ・ファーマン(英語: Ashrita Furman、1954年9月16日 – )は、最も多くのギネス公認記録を持っている人物である(1979年以降から216個の記録を樹立、現在も89の記録を保持)。アメリカ合衆国ニューヨーク、クイーンズ区のジャマイカ地区で健康食品店を経営する実業家でもある[1]。
カルロス・カイザー(Carlos Kaiser)ことカルロス・エンリキ・ラポーゾ(Carlos Henrique Raposo、1963年7月2日[3] – )は、ブラジルのポルト・アレグレ出身の元サッカー選手。
サッカーの能力や技術が高くなかったカルロスはサッカー選手であり続けるために様々な策略を用いて約20年間のキャリアを過ごしたが、ほとんど試合に出場しなかった[1][3]。
オカルト
2000年11月3日、アメリカの大手ネット掲示板に、2036年からやってきたと自称する男性が書き込みを行った。
男性はジョン・タイターと名乗ると、複数の掲示板やチャットでのやりとりを通じ、タイムトラベルの理論や自身のいた未来に関する状況、未来人である証拠などを提示していった(その過程でアップロードされた資料は、現在も閲覧可能である[1])。
サンジェルマン伯爵(サンジェルマンはくしゃく、Comte de Saint-Germain、1691年あるいは1707年? – 1784年2月27日)は、18世紀のヨーロッパを中心に活動したと伝えられる人物である。
ヴォイニッチ手稿(ヴォイニッチしゅこう、ヴォイニッチ写本、ヴォイニック写本とも、英語: Voynich Manuscript)とは、1912年にイタリアで発見された古文書(写本)。未解読の文字が記され、多数の奇妙な絵が描かれていることが特徴である。
フリーメイソン(英: Freemasonry)は、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。
多様な形で全世界に存在し、会員数は600万人を超える。うち15万人はスコットランド・グランドロッジならびにアイルランド・グランドロッジの管区下。25万人は英連邦グランドロッジに[1]。200万人は米国のグランドロッジに所属している[2]。
メアリー・セレスト(英: Mary Celeste)は、1872年にポルトガル沖で、無人のまま漂流していたのを発見された船である。
ロズウェル事件(ロズウェルじけん、Roswell Incident)は、1947年7月アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収されたとして有名になった事件。ロズウェルUFO事件(Roswell UFO Incident)とも呼ばれる。なお、付近といってもロズウェルからは70マイル離れていたが、ロズウェル陸軍飛行場(のちの ウォーカー空軍基地(1967年に閉鎖))が深く関わったため、ロズウェル事件と呼ばれる。世界で最も有名なUFO事件といわれている。
フィラデルフィア計画(フィラデルフィアけいかく、Philadelphia Experiment)は、ペンシルベニア州フィラデルフィア沖合で行われたとされる、アメリカ海軍のステルス実験(正式名称『レインボー・プロジェクト』)。公式見解ではあくまで都市伝説となっている。
南極のニンゲン(なんきょくのニンゲン)は、巨大掲示板サイト2ちゃんねるのオカルト板で2002年5月に創造された[1]、未確認生物の都市伝説。海中にすむ生物で南極に出現するものをニンゲン、北極に出現するものをヒトガタと呼ぶ[2]。
ブラックナイト衛星(英: Black Knight satellite)は極軌道近くで地球を周回しているとされる、存在の疑わしい物体。一説ではおよそ13,000年前から存在し、地球外生命に由来すると考えられている[1][2] 。
マンデラ効果(マンデラこうか 英: Mandela Effect)とは、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラング、およびその原因を超常現象や陰謀論として解釈する都市伝説の総称である[2][3][4][5]。
セイリッシュ海における人間の足の発見(セイリッシュかいにおけるにんげんのあしのはっけん)は、2007年8月20日以降、カナダとアメリカの国境にあたるセイリッシュ海(英語版)で身元・死因が不明な人間の足が、他の部位を伴わない形で相次いで発見されている未解決事件である。
2017年12月のカナダの検視官の発言によれば、足は犯罪ではなく自殺や事故で死亡した人間に由来するものであり、通常の腐敗の過程で遺体から分離したものだという
オーパーツは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す。英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味である。
ファティマの聖母(ファティマのせいぼ、葡: Nossa Senhora de Fátima)は、ポルトガルの小さな町ファティマで起きた、カトリック教会が公認している、聖母の出現の一つ。ローマ教皇庁は奇跡として公に認めたが、第三の予言は長年にわたり秘匿した[1]。何万もの群衆を前に太陽が狂ったように回転して見えたり、水源のないところから水が湧き、飲む者に奇跡的な治癒があったりしたことから、1930年10月13日現地管区レイリア司教によってこの出現は公認され、同年教皇ピオ12世は同地に巡礼する者への贖宥(免償)を宣言した。
MKウルトラ計画(Project MK-ULTRA、MKウルトラ作戦とも)とは、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部がタビストック人間関係研究所と極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム[1]。
MKは、被害者の名前にちなむ。米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで行われていたとされる[2][3]。
セントラリア(英語: Centralia)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州コロンビア郡の町。19世紀後半から石炭鉱業によって栄えたが、1962年に発生した坑内火災の影響により連邦政府による退去勧告が出され、住民が町を去った結果ゴーストタウンと化した。この火災は今もなお鎮火されずに燃え続けている。
八丈小島のマレー糸状虫症(はちじょうこじまのマレーしじょうちゅうしょう)とは、伊豆諸島南部の八丈小島(東京都八丈町)にかつて存在したリンパ系フィラリア症を原因とする風土病である。この風土病は古くより八丈小島および隣接する八丈島では「バク」と呼ばれ[† 1]、島民たちの間で恐れられていた[1]。
アフリカ睡眠病(アフリカすいみんびょう、sleeping sickness)は、ツェツェバエが媒介する寄生性原虫トリパノソーマによって引き起こされる人獣共通感染症である。病状が進行すると睡眠周期が乱れ朦朧とした状態になり、さらには昏睡して死に至る疾患であり、これが名前の由来となっている。
首なし鶏マイク(くびなしにわとりマイク、Mike the Headless Chicken、1945年4月 – 1947年3月)は、首をはねられた後も18か月間生存していたことで知られるアメリカの雄鶏である。
ケーララの赤い雨(ケーララのあかいあめ)は、2001年7月25日から9月23日にかけて、インド南部のケーララ州に降った赤い色の雨。ひどい時には服がピンクに染まるほどだった[1]。色は黄、緑、黒に近い場合もあった[2][3][4]。なお、ケーララ州で色が付いた雨が降ったという報告は1896年にもなされており、それ以来、数回報告されている[5]。
呪殺祈祷僧団(じゅさつきとうそうだん)とは、以下の2つの団体のことを示す。以下ではいずれについても記載する。
日本の僧侶が結成した、1970年代に四大公害病の原因企業への抗議のために結成された団体。正式名称は、公害企業主呪殺祈祷僧団。
福島原子力発電所事故の問題と安全保障法制への抗議を目的に、2015年に結成された団体。正式名称は、呪殺祈祷僧団四十七士(JKS47)。1の団体と構成員が異なるが、その思想を継承したとして1の団体の「再結成」を自認する。
モンゴリアン・デス・ワーム(Mongolian Death Worm)はゴビ砂漠周辺に生息するといわれている、巨大なミミズやイモムシのような未確認動物(UMA)。牛の腸に似ている事から、現地ではオルゴイホルホイ(olgoi-khorkhoi、モンゴル語: олгой-хорхой、腸虫の意)と呼ばれている[1]。
伝説の生物一覧(でんせつのせいぶついちらん)は、神話や伝説などで、伝承される主だった生物、種族、精霊などを一括表記するページである。
架空のものの一覧の一覧(かくうのもののいちらんのいちらん)では、日本語ウィキペディア内にある、フィクションに関する一覧を集めたものである。
学問
デーモン・コア(demon core)は、アメリカのロスアラモス研究所で各種の実験に使用された、約14ポンド(6.2kg)の未臨界量のプルトニウムの塊である。ルイス・スローティンが「ルーファス」(Rufus)と名づけたが、安全性を度外視した危険な実験や不注意な取り扱いのために1945年と1946年に臨界状態に達する事故を起こし、二人の科学者の命を奪ったことから「デーモン・コア(悪魔のコア)」と呼ばれるようになった。
オクロの天然原子炉(オクロのてんねんげんしろ)とは、ガボン共和国オートオゴウェ州オクロにある天然原子炉である。天然原子炉の知られている唯一の場所は、オクロにある3つの鉱床で、自律的な核分裂反応のあった場所が16箇所見つかっている。20億年ほど前、数十万年にわたって、平均で100 kW相当の出力の反応が起きていた[3][4]。
カサンドラ症候群(カサンドラしょうこうぐん、英: Cassandra affective disorder)、カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラじょうどうはくだつしょうがい、英: Cassandra affective deprivation disorder)」とは、アスペルガー症候群[注釈 1]の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である[1]。
ダニング=クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、英: Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚(英語版)を生み出す認知バイアス。
違法素数(いほうそすう)とは、素数の内、違法となるような情報やコンピュータプログラムを含む数字。違法数(英語版)の一種。
2001年、違法素数の一つが発見された。この数は、ある規則に従って変換すると、DVDのデジタル著作権管理を回避するコンピュータプログラムとして実行可能であり、そのプログラムはアメリカ合衆国のデジタルミレニアム著作権法で違法とされている[1]。
矛盾脱衣(むじゅんだつい、英:paradoxical undressing)または逆説的脱衣とは、凍死者が裸の状態で発見されること、または寒い環境の中で脱衣してしまう異常行動のこと。
根本的な帰属の誤り(こんぽんてきなきぞくのあやまり、英: Fundamental attribution error)は、個人の行動を説明するにあたって、気質的または個性的な面を重視しすぎて、状況的な面を軽視しすぎる傾向を言う。基本的帰属錯誤[1]、基本的な帰属の錯誤[2]、基本的な帰属のエラー[3]とも。
秘書問題(英: secretary problem)は、最適停止問題の一種で、応用確率論、統計学、決定理論の分野で特に研究されている。秘書を1人雇いたいとする。
スタンフォード監獄実験(スタンフォードかんごくじっけん、英語: Stanford prison experiment)とは、アメリカ合衆国のスタンフォード大学で行われた、心理学の実験である[1]。心理学研究史の観点からは、ミルグラム実験(アイヒマン実験)のバリエーションとも考えられている。
ミルグラム実験(ミルグラムじっけん、英:Milgram experiment)とは、閉鎖的な状況における権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したものである。アイヒマン実験・アイヒマンテストとも言う。50年近くに渡って何度も再現できた社会心理学を代表する模範となる実験でもある[1]。
ストライサンド効果(ストライサンドこうか、英語: Streisand effect)は、ある情報を隠蔽したり除去しようとしたりする努力が、かえってその情報を広い範囲に拡散させてしまう結果をもたらす現象をいい、インターネット・ミーム(インターネット上の流行語)となっている。
レモン市場 (レモンしじょう、英: lemon market) とは、経済学において、財やサービスの品質が買い手にとって未知であるために、不良品ばかりが出回ってしまう市場のことである。
レモンはアメリカの俗語で質の悪い中古車を意味する。中古車のように、実際に購入しなければ真の品質を知ることができない財が取引される市場は、悪質な財(レモン)ばかりが流通するためレモン市場と呼ばれている。
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
シュレーディンガーの猫(シュレーディンガーのねこ、シュレディンガーとも、英: Schrödinger’s cat)は、1935年にオーストリアの物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが発表した量子力学のパラドックスを指摘するための思考実験。ボーアら量子論主流派のコペンハーゲン解釈を身近なものに当てはめることによって、その問題を指摘しようとした。
皇居の生物相(こうきょのせいぶつそう)では、東京都千代田区にある皇居内で、特に豊かな自然環境が見られる吹上御苑を中心に、皇居の生物相について説明する。また東京23区内には皇居以外にも緑地が点在しているが、この項では適宜皇居以外の東京23区内にある緑地の生物相についても触れていく。
トバ・カタストロフ理論(トバ・カタストロフりろん、Toba catastrophe theory)とは、今から7万年前から7万5千年前に、インドネシア、スマトラ島にあるトバ火山が大噴火を起こして気候の寒冷化を引き起こし、その後の人類の進化に大きな影響を与えたという学説である
ソファ問題 は数学の未解決問題のひとつ。1966年にレオ・モーザー(英語版)によって問題が提示された。この問題は「L字型の通路をとおすことができる、ソファの面積の最大値 A を求めよ」という離散幾何学(英語版)、数学パズルの問題である。これは、数学上の未解決問題となっている。
六万五千五百三十七角形(ろくまんごせんごひゃくさんじゅうしちかくけい、ろくまんごせんごひゃくさんじゅうななかっけい)は、多角形の一つで、65537本の辺と65537個の頂点を持つ図形である。内角の和は11796300°、対角線の本数は2147450879本である。
巨大数(きょだいすう)とは、日常生活において使用される数よりも巨大な数(実数)のことである。非常に巨大な数は、数学、天文学、宇宙論、暗号理論、インターネットやコンピュータなどの分野でしばしば登場する。天文学的数字(てんもんがくてきすうじ)と呼ばれることもある。
ピーターの法則(ピーターのほうそく、英: Peter Principle)とは組織構成員の労働に関する社会学の法則。
能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。
バーナム効果(バーナムこうか、英: Barnum effect)とは、星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。
先延ばし(さきのばし、英: procrastination)とは、するべき行動を遅らせることで事態が悪くなると予想される場合ですら、合理的理由無く意図して遅らせる態度、振る舞いのことである。英訳のProcrastinationからPCN症候群と呼ばれる場合もある[1]。
ポーの法則(Poe’s law)は、ネイサン・ポー(Nathan Poe)が2005年にインターネット上で提唱した法則[1]。「皮肉で言っている」という作者の意図が明確に示されていない場合、「本気でやっている過激な主張」と「ネタでやっているトンデモ」の区別が難しいことを示す[2]。
パーキンソンの凡俗法則(パーキンソンのぼんぞくほうそく、英: Parkinson’s Law of Triviality)とは、シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)が1957年に発表した、「組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」という主張である。自転車置き場(bicycle shed、bikeshed)の例えや、「自転車置き場の色」などの言い回しで使われることもある。
公正世界仮説(こうせいせかいかせつ、just-world hypothesis)または公正世界誤謬(こうせいせかいごびゅう、just-world fallacy)とは、この世界は人間の行いに対して公正な結果が返ってくる公正世界 (just-world) である、と考える認知バイアス、もしくは仮説である。
宇宙の終焉(うちゅうのしゅうえん、Ultimate fate of the universe)とは、宇宙物理学における、宇宙の進化の最終段階についての議論である。さまざまな科学理論により、さまざまな終焉が描かれており、存続期間も有限、無限の両方が提示されている。
月の海(つきのうみ、英語: lunar mare、複数形:lunar maria)とは、濃い色の玄武岩で覆われた月の平原である。
パンとサーカス(拉: panem et circenses)は、詩人ユウェナリス(西暦60年 – 130年)が古代ローマ社会の世相を揶揄して詩篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によって、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指摘した。パンと見世物ともいう[1]。
芽殖孤虫(がしょくこちゅう、英:Sparganum proliferum)は、ヒトに寄生する人体寄生虫の1種。条虫綱擬葉目裂頭条虫科に属する扁形動物。成虫は同定されていないため、孤虫の名が付けられている。ヒトの体内に入ると、急速に分裂して全身に転移しながら増殖し、宿主を確実に死に至らしめるという、非常に危険な性質を持つ。
レトロニム一覧(レトロニムいちらん)は、レトロニムの一覧である。「レトロニム」とは旧来からある「もの」や「概念」が、新たに誕生した同種の区別されるべきものの登場により、区別されるために用いられる「新たな表現や用語」のことである。
世界の侵略的外来種ワースト100(せかいのしんりゃくてきがいらいしゅワースト100, 100 of the World’s Worst Invasive Alien Species)とは、国際自然保護連合(IUCN)の種の保全委員会が定めた、本来の生育・生息地以外に侵入した外来種の中で、特に生態系や人間活動への影響が大きい生物のリストである。
日本語の起源(にほんごのきげん)は、現在日本語(日本語族)として同定される言語体系の起源のことで、言語学上の論点のひとつである。言語学では日本語系統論とも言う。
哲学
「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」(なぜなにもないのではなく、なにかがあるのか、英: Why is there something rather than nothing?)[注釈 1]は、哲学の一分野である形而上学の領域で議論される有名な問題の一つ。神学や宗教哲学、また宇宙論の領域などでも議論される。
「なぜ私は私なのか」(なぜわたしはわたしなのか、英:Why am I me ?)は哲学の一分野である形而上学、または心の哲学の領域で議論される問題のひとつ。この問題は様々な形で定式化されるが、最も一般的には次のような形で表される問題である。
世界中に今現在 沢山の人がいる、また今までに数多くの人が生まれてきて、これからも多数の人が生まれてきて死んでいくだろう。しかしそれにも拘らず「なぜ私は他の誰かではなく、この人物なのか?」(Why am I me, rather than someone else?)
世界五分前仮説(せかいごふんまえかせつ)とは、「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説である。
無限の猿定理(むげんのさるていり、英語: infinite monkey theorem)とは、ランダムに文字列を作り続ければどんな文字列もいつかはできあがるという定理である。比喩的に「猿がタイプライターの鍵盤をいつまでもランダムに叩きつづければ、ウィリアム・シェイクスピアの作品を打ち出す」などと表現されるため、この名がある。
シミュレーション仮説(シミュレーションかせつ)とは、人類が生活しているこの世界は、すべてシミュレーテッドリアリティであるとする仮説のこと。シミュレーション理論と呼ぶ場合もある。
ゼノンのパラドックスとは、エレア派のゼノンの議論で、特にパルメニデスを擁護してなされたいくつかの論駁を指す。多・場所・運動・粟粒等の論があったと伝えられているが、本人の書は失われ、断片が残るだけである[1]
双子のパラドックス(ふたごのパラドックス)とは、特殊相対性理論(1905年)による運動系の時間の遅れに関して提案されたパラドックスである。初めは、相対性理論に内部矛盾があるかどうかについて、アインシュタイン本人が時計のパラドックスとして出した問題であるが、1911年にポール・ランジュバンが双子をモデルしたパラドックスに仕立てたため、双子のパラドックスとして有名になった。
モンティ・ホール問題(モンティ・ホールもんだい、英: Monty Hall problem)とは、確率論の問題で、ベイズの定理における事後確率、あるいは主観確率の例題の一つとなっている。モンティ・ホール(英語版)(Monty Hall, 本名:Monte Halperin)が司会者を務めるアメリカのゲームショー番組、「Let’s make a deal(英語版)[1]」の中で行われたゲームに関する論争に由来する。一種の心理トリックになっており、確率論から導かれる結果を説明されても、なお納得しない者が少なくないことから、ジレンマあるいはパラドックスとも称される。
オルバースのパラドックス (Olbers’ paradox, Olbers’s paradox) とは「宇宙の恒星の分布がほぼ一様で、恒星の大きさも平均的に場所によらないと仮定すると、空は全体が太陽面のように明るく光輝くはず」というパラドックスである。 オルバースの逆説、逆理、背理などともいう。
新幹線不在仮定(しんかんせんふざいかてい)とは、「もし、東海道新幹線をはじめとする各新幹線が存在しなかったら、どうなっていたか」という思考実験のための仮定(予想)である。
テセウスの船(テセウスのふね、英: Ship of Theseus)はパラドックスの1つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体(オブジェクト)の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じであると言える(同一性=アイデンティティ)のか、という問題である。
中国脳(ちゅうごくのう、China brain)は、哲学の一分野である心の哲学の領域で議論される思考実験のひとつ。中国人民(ちゅうごくじんみん、Chinese Nation)とも呼ばれる。次のような内容である。
オッカムの剃刀(オッカムのかみそり、英: Occam’s razor、Ockham’s razor)とは、「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。もともとスコラ哲学にあり、14世紀の哲学者・神学者のオッカムが多用したことで有名になった。様々なバリエーションがあるが、20世紀にはその妥当性を巡って科学界で議論が生じた。「剃刀」という言葉は、説明に不要な存在を切り落とすことを比喩しており、そのためオッカムの剃刀は思考節約の原理[2]や思考節約の法則、思考経済の法則とも呼ばれる。またケチの原理と呼ばれることもある。
愛(あい、英: love、仏: amour)について解説する。
死(し、英語: death)とは、
命がなくなること[1]。生命がなくなること[2]。生命が存在しない状態[2]。
機能を果たさないこと、役に立たないこと[1](→#比喩的な用法を参照)